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英検受験直前対策

英検受験が目前に迫ってきたときにすべき学習アドバイス

英検受験直前対策

過去問を入手する

英検受験の検討を始めたら、まずは過去問を入手しましょう。直近のテストから遡り過去3回分の問題が英検公式サイト(http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/)からダウンロードできます。6月、10月、1月のテスト終了後データが更新され、古いものから削除されてしまうので、受験後すぐに手元に残しておきます。書店では別売りとなっている音源も公式サイトでは無料で提供されています。実際の問題の音源を改めて聞くことができるテストは英検だけ、ぜひこのサービスを見方につけましょう。

過去問入手のメリットはいくつかありますが、本番をシミュレートできるのが一番ではないでしょうか。本番と同じ時間で一度受験してみます。正解が準備されているので自分で採点し、実力を把握しましょう。CSEスコア制度になってから素点での合否判断ができなくなりましたが、60%前後の正答率を保つことができれば合格は射程圏内です。過去問を実際に解くのは実力把握のためだけではありません。一度解いた問題を徹底的に復習することで更に実力がついていきます。必ず次の復習方法を実践して本番に臨んでください。

フリースタイル受験と復習

同じテストを再度受験しますが、今度は時間制限無し、音源も何度聞いても構わないし、辞書の利用も可能にします。必要であれば文法事項の確認も併せて行います。過去問を学習素材として勉強をするのです。単語の意味と用法を確認し、読解問題は日本語訳できるくらいの精読をします。文の構造、即ち主語・動詞・目的語の関係に曖昧な点を残さないようにします。リスニングの音源を利用し、自分で再生できるまで音読トレーニングを繰り返します。間違えた問題だけではなく、正解した問題であっても徹底的な復習を行います。全ての問題の復習が済んだら、最後にもう一度同じテストを受験します。

コントロール受験で本番をシミュレーション

フリースタイル後の受験は本番と同様の環境で、時間制限を設けて行います。復習のおかげで、今持つ英語のポテンシャルが全て発揮された形での受験が叶うはずです。答えを暗記しているから・・・、音源を何度も聞いたから・・・、正解できてもどこか後ろめたい気持ちが残るかもしれません。でも、復習を通して得た知識も自分の実力です。次のテストで必ず役に立ちます。問題の難易度に惑わされずに受験することができれば、時間配分により意識をむけることができるようになるでしょう。制限時間内に一問でも多く自信を持って解答する、そんなポジティブなイメージで学習を終了することができたら、本番でも同様の気持ちで自分の持つポテンシャル全てを出し切ることができるでしょう。

 

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