こんにちは。
インターン生のKarenです。
「アメリカの大学で何を学びましたか?」
そう聞かれたら、多くの人は「英語の上達」や「専攻の専門知識」と答えるかもしれません。
けれど、私が心から「アメリカで学べてよかった」と思っているのは、
「生き抜く力」
そのものです。
今回は、私が異国の地で打ちのめされながら手に入れた、大切な3つの学びについてお話しします。
まず初めに「助けを求めること」
アメリカの大学はとにかく進みが速いです。その上、事務手続きや各種申請は驚くほどいい加減で、日本のように「待っていれば誰かが親切に案内してくれる」なんてことは絶対にありません。
留学当初の私は、日本にいた頃の感覚のまま「全部自力で解決しなきゃ」と抱え込んでいました。特に、想像を絶するスピードで進む授業についていけなくなった初めてのテスト期間。何時間勉強しても終わりが見えず、やればやるほど分からないことが増えていく。毎晩、図書館で一人で泣きながら勉強していました(笑)
パンク寸前だった私は、ある日ついに意を決して、授業終わりに教授のもとへ駆け込みました。
日本の高校時代、先生に泣きつくなんて一度もなかった私にとって、それは大きな勇気が必要な一歩でした。しかし、その一言が全ての流れを変えました。教授は私に「Office Hour(教授の質問受付時間)」を教えてくれました。
そこから毎週オフィスに通うようになり、勉強だけではなく生活や進路の相談まで乗ってもらえるようになりました。
「人に助けを求めることは、弱さではなく、自分の状況を打破するための強さ」
この考えを私はアメリカで鍛えられました。
次に、「全ての決定権は自分にあること」
日本で学生をしていた頃、私は知らず知らずのうちに親の庇護の中にいました。保険の手続き、契約、何かトラブルがあったときのフォロー。無意識のうちに「最後は親がなんとかしてくれる」という甘えがあったと思います。
しかし、アメリカに来た瞬間から、その安全網は消えました。
必修登録はもちろん、賃貸契約、保険加入、車の購入…。全ての契約書を自分の目で細かく読み込み、自分でサインをする。隣で間違いを指摘してくれる親もいなければ、失敗を肩代わりにしてくれる人もいない。間違えれば、そのリスクによる損失はダイレクトに自分に返ってくる。
「全ての決定権と責任が自分にある」
この緊張感を日常的に味わうことで、私は自分がどれだけ日本で守られていたかを実感し、親への感謝が溢れると同時に、一人の人間として本当の意味で腹をくくることができました。
最後に、「孤独との付き合い方と自分の機嫌の取り方」
留学は、究極の「孤独との戦い」です。
いくら友人や頼れる人が周りにいたとしても、最終的にその瞬間を生きているのは自分自身だからです。
生活の中では、アジア人マイノリティで生きていくことの厳しさ、どこにも自分の居場所がないような感覚、そして時には理不尽な差別を受けることもありました。悲しいことに人間は慣れる生き物で、最初は傷ついていたことも次第に「麻痺」してきます。けれど、ふとした瞬間に強い孤独感や悲しみが押し寄せてくる日もあります。
一度感情が落ちてしまうと、這い上がるのには膨大なエネルギーが必要です。でも、どれだけ心が削られても、明日の授業も日々の生活も容赦なく続いていきます。
だからこそ私は、「自分で自分の機嫌を取る術」を身につけました。
大切にしているルール
それは、「考えても自分が変えられないことは、深く悩まない」ということ。
自分に原因があることならば、反省して改善すればいい。けれど、差別や他人の態度は、自分がいくら悩んでも相手が変わらない限りどうにもなりません。変えられないものに心を使わないと決めました。
それでも傷ついた日は、自分にたっぷりと「Treat(ご褒美)」をあげます。大好きな美味しいものを食べて気分を切り替えます。
また、居心地の悪さを感じたら「ここは勉強をするための場所」と割り切って、休みのたびに旅行に出かけます。新しい場所へ行き、「自分が心地よいと思える空間」を自分で探せばいいのです。「次の休みにあの町へ行こう」という目標ができるだけで、目の前のハードな勉強にも猛烈に集中できました。
アメリカの大学は、学術的な学び以上に、普段の生活では気付けなかった「自分の脆さ」と「強さ」を教えてくれます。
親への感謝、自分をコントロールする術、そして何があっても生きていけるという自信。
勉学面以上の「強さ」を私は学ぶことができました。






