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海外留学を考え始めたらTOEFL受験準備を始めましょう

TOEFL受験前に知っておくべきこと。

海外留学を考え始めたらTOEFL受験準備を始めましょう

TOEFLテストについて知る

TOEFLはアメリカETS作成の、読む・聞く・話す・書くという海外留学生活で必要なスキルが網羅されるテストです。日本ではインターネット版であるiBTが主流ですが、大学内でのレベル分け、留学選考基準として採用されているIPT(団体向けテストプログラム)も併用されています。ITPは話す・書くの2技能を含まず、大学によっては、iBTのスコアのみ有効としているところもあります。

現在約30カ国、10000以上の教育機関で英語力を証明するのにTOEFLスコアが使われています。TOEFL iBTは各スキル30点の120点満点、44.5時間かかるテストです。それなりの覚悟をもって受験する必要がありますが、各大学・大学院には必要最低スコアが設けられています。TOEFLスコアがなければ、海外留学先に書類申請をすることすら叶いません。テストの仕組みを理解した上で学習計画を立て、目標スコアクリアを目指しましょう。

申し込みから受験まで

テスト日本事務局サイトでMy Pageを作成します。支払いはクレジットカード、PayPal経由での支払い国際郵便為替、銀行小切手が利用できます。受験料は受験7日前まで$235ドルです。試験日が近い、または変更が必要な時は手数料がかかるのでご注意ください。空席状況は各会場の申し込みにより異なります。希望する会場がある場合は早めに申し込みましょう。試験当日は写真付の身分証明書を持って行く必要があります。パスポートはそれだけでIDとなりますが、もしパスポートを持っていなければ写真付の個人番号カードや住民基本台帳カードを入手する必要があります。取り寄せるまでに時間がかかる場合もあるので、受験日は余裕を持って選ぶようにしましょう。

目標スコアを正確に把握しましょう。

まず60点取得を目指すことから始めましょう。これは多くのアメリカ州立大学での入学に必要とされるスコアが60点前後であるからです。各テストで測る技能が異なるため単純な換算はできませんが、目安として、TOEIC600点程度の英語力と考えてください。また、60点が最低ラインとなっていても、15点以下のスキルがあれば、60点であっても入学許可が下りないこともあります。

80点取得で、所謂有名大学への書類申請が可能になりますが、日本人受験者の平均スコアが70点であるという事実を鑑みても、80点はチャレンジングな目標設定になるでしょう。アイビーリーグと呼ばれる難関大学や大学院では100点が足きりになるところもあります。海外留学・進学を検討し始めたら、行きたい大学や学部について調べるとの同時に、申請に必要なスコアが何点か確認しましょう。TOEFLスコアはあくまでも申請可能かどうかを決めるパスポートのようなもので、決してその大学に留学できる保証があるわけではありません。1点でも高い点数を取っておいたほうが有利になるのは当然です。海外留学を検討し始めたら、すぐにTOEFL受験準備を開始します。

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