これからの英語教育を考える「グローバル人材育成ラボ」

留学の新常識Study abroad

国際色豊かで安心のカナダ留学

中国を始めとした各国では、カナダは留学先として大変な人気がありますが、日本人にとってカナダ留学はアメリカ留学の陰に隠れている面があるかもしれません。確かに、カナダにはハワイもカリフォルニアも、ニューヨークも、ハリウッドもありません。 しかしながら、日本人学生にとってもカナダ留学は人気の留学先の1つです。カナダ留学をしている留学生のうち、日本人留学生は国別第9位、約7,000人ほどいます。比較的まじめな留学をしたい、あるいはアメリカ留学よりも安く英語圏での語学留学をしたい、といった学生に人気なのが、カナダ留学です。

国際色豊かで安心のカナダ留学

カナダ留学が人気のワケ

カナダは世界有数の留学大国として、世界中から学生を受け入れています。アメリカよりも留学生が全学生に占める割合は、はるかに高いです。OECD Education at a Glance 2017によると、カナダの大学など高等教育機関に在籍する留学生は、17.2万人にも及び、全学生のうち留学生の割合は、約4.9%となっています。アメリカと比べても2倍近く、日本と比べると5倍程度も留学生比率が高くなっています。

なぜ、カナダ留学は大変な人気があるのでしょうか。カナダ留学の3大特徴として、カナダ教育システムの質の高さ、民族差別の少ない寛容性、治安の良さが知られています。

カナダの大学はほぼ全てが国公立大学であり、一定以上の学力の学生しか入学してこない面があり、教育内容やその質についても一定以上に保たれていますので、学校選びにおいて「外れ」の大学に入学するリスクはほとんどありません。治安については、地域等によっても大きく異なりますが、国全体で見た際にはアメリカよりも治安は極めて良好であり、特に性犯罪、暴力犯罪、殺人等の犯罪率は極めて低くなっています。

また、カナダドルはアメリカドルよりも安いことが多く、アメリカ留学よりも安い費用で留学できることがほとんどです。

カナダ留学の主要エリアと都市

カナダは、西は太平洋側から、中央部には五大湖エリア、西の端には大西洋側まで、広大な領地をもっており、留学先としての選択肢も幅広いです。

太平洋側にはカナダ第三の大都市バンクーバーがあり、中華系の移民や留学生も多数住んでいます。日本にも比較的近く、日本人にも人気の留学先となっています。

バンクーバーから西に進むにつれて、カルガリー、エドモントン、ウィニペグといった大都市が点在し、五大湖エリアには人口600万人を抱えるカナダ最大の大都市圏トロントがあります。

トロントから東に行くと首都オタワ、さらに東にはカナダ第二の都市でありフランス語圏のモントリオール、ケベックシティ、そして大西洋に出るエリアにはニューブランズウィックやノバスコシアといった英語圏の州が広がります。

留学先としても多様な選択肢があり、またもちろん留学中にカナダ旅行、アメリカ旅行など充実した留学生活を送ることができます。

カナダ留学と語学学校や大学

カナダ留学の際には、基本的にはカナダ語学留学とカナダ大学留学の2つがあります。

カナダ語学留学では、バンクーバーとトロントにある語学学校に留学し、英語を勉強する日本人留学生が大半となっています。カナダにはワーキングホリデー制度があり、語学学校で学ぶだけでなく、ビザの有効期間中にアルバイトやインターンシップなどをして就労経験を積む人も多数います。

カナダの大学教育は、イギリスとアメリカの大学教育システムの折衷案のようなシステムを取っています。カナダ大学留学の場合、カナダにはトロント大学やブリティッシュコロンビア大学、マギル大学といった、日本の東京大学をも凌ぐような名門研究型大学があります。また、教育面を重視したカナダのリベラルアーツカレッジ、職業訓練を重視した専門大学なども人気があります。

授業料等の費用は、州や大学、各専門コースによって大きく異なります。カナダの大学に出願するには、アメリカの大学と比べてTOEFLやIELTSなどの英語スコアを高めに求められる傾向があるため、早めの対策が重要です。

 

トレンドキーワード