これからの英語教育を考える「グローバル人材育成ラボ」

英語資格・検定・試験English exam

IELTSの特徴と高得点のコツ

留学の際使用できる主な英語検定試験の1つIELTSの特徴と得点を伸ばすコツを分かりやすくまとめています。

IELTSの特徴と高得点のコツ

IELTSの種類

アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類。

  • アカデミック・モジュール

受験生の英語力が、英語圏での大学や大学院に入学できるレベルにあるか評価するもの。コモン・ウェールズの国では全ての大学・大学院、アメリカでは4000校以上で、この結果が入学許可の判断基準となっている。

  • ジェネラル・トレーニング・モジュール

学業以外での研修を希望する方や、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドへの移住申請をする方が受験する試験。

テスト結果

バンドスコアと呼ばれる1.0~9.0までの0.5刻みのスコアで表示。スコアは各技能(Listening, Reading, Speaking, Writing)と総合評価の計5つで表示。

アカデミック・モジュール内容と時間、得点のコツ

Listening(4セクション40問 30分間+転記時間10分)

メモを取りながら回答することが可能。設問は1度のみで繰り返されず、また、回答用

紙に回答を転記する時間が全設問終了後に与えられるので、30分間はとにかく集中して聞くことが得点UPに繋がる。

Reading(3パッセージ40問 60分)

長文は各パッセージ約900語。かなりの速読力が必要となる。トピックは人文科学、自然科学などアカデミックな内容のものが多岐に亘り出題されるが、専門的な知識は必要としない。図形やグラフを使用した文章が多くみられる。記述式の回答ではスペルミスも減点の対象。またListeningと違い、回答の転記時間は与えられない。

Writing(2問<Task1&Task2> 60分)

Task1:説明文

図・表などが与えられ、それを英文で説明するといった形式が多く出題。

Task2に比べ比重が軽い(最低150字の回答を要求される)ため、20分程度で回答することが望ましい。150字より少ない、または極端に多い回答は減点対象となり、情報を客観的にまとめる必要がある。

Task2:エッセイ形式

最低250字の回答が要求され、Task1同様それ以下だと減点。提示された問題に対し、自分の意見を述べる形となり、意見に一貫性がないと減点。

Speaking(3セクション11~14分)

1対1の面接。インタビュー→スピーチ→ディスカッションの順。インタビュー後、試験官からトピックカードが渡され、スピーチ内容を1分で作成。2~3分のスピーチを行う。ディスカッションはスピーチの内容を深く掘り下げた質問をされる。得点を稼ぐには短い返答ではなく、The reason is~など長く答える必要あり。

この記事を書いた人: