英語資格・検定・試験English exam
TEAPを紹介します。
TEAP (Test of English for Academic Purpose)は大学入試改革でセンター試験に取って代わる試験として高校3年生向けに開発されました。試験は4技能を測定、対面での試験に加え、コンピュータでの受験(CBT)も可能です。試験はReadingとListeningは必ず同時に受験する必要がありますが、Reading&Listeningのみの受験も可能ですし、出願大学の要件に則り、WritingとSpeakingも受験する事が可能です。受験年度で高校2年生になっている必要があります。年に3回しかない受験機会を有効に活かしていきましょう。
2018年度の受験日が発表されました。公式サイト(http://www.eiken.or.jp/teap/schedule/)で最新の情報を確認してください。2018年度は7月22日(日)、9月16日(日)、11月18日(日)の3回に加え、CBT受験であれば、6月17日(日)、9月2日(日)、10月21日(日)の受験が可能です。CBT受験は4技能試験のほか、複数スキルを使って意見を述べたり、何かを書いたりする「複合型」の課題も出題されます。課題は複雑になるかもしれませんが、コンピュータ、ヘッドフォンを利用し、隔絶された環境での受験が可能というメリットもあります。大学の出願要件、受験地の選択幅など複数の要因を考慮し、受験すべきタイプを判断しましょう。
TEAPで出題される内容は日本語での大学生活をそのまま英語変換したようなものばかりです。資料や文献を読んだり、教授と学生とのやり取りを聞いたり、受験生にとっては非常にイメージしやすいシーンばかりです。一方で、そのようなシーンで使われる英語に日頃から敏感になっていないと良いパフォーマンスはできないでしょう。Speakingでは、問に答えたり、自分の意見をスピーチに纏めたりする課題も出題されます。全パートを通じて言えるのは、発信型の学習が不可欠だということです。普段から日本語でのやり取りやレクチャーを、「これが英語だったら」と考えながら聞いてみてください。その時に英語にできない単語や表現があったら、すぐに辞書で調べて単語ノートに書き溜めておきましょう。自分にとって馴染みあるシーンばかりです。こうした積み重ねが大学受験という大きな節目できっと役に立つはずです。