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発音検定試験(EPT)について

発音検定を受検しませんか。

発音検定試験(EPT)について

発音検定とは

国際英語発音協会が主催する発音精度を確認するテストが発音検定試験です。試験は純粋に英語の発音のみを評価し、合否ではなく、100点満点のスコアが出ます。試験は5つのセクションに分かれ、問に答えるもの、与えられたアルファベット・会話分・英文を音読するもの、課題文を読み上げるものから構成されます。課題文は国際英語発音協会のサイトで確認することができます(http://www.hatsuken.org/test-from7/)。

受験は個人であれば試験会場とオンラインが選択でき、5名以上集まれば、団体特別受験も可能です。1回の試験は4,860円、詳細なスコアシートを希望するなら、9,720円かかります。

発音検定試験のメリット

外国語を学ぶ上で発音は交通ルールのようなものです。全員が同じルールセットに従って動いているという認識、前提が事故を防ぐのであり、その中で誰かがルールセットから外れた行動を取ったら、コミュニケーションは断絶され、誤解が生じます。相手に理解されないことも問題ですが、それ以上に、発音が不明瞭だったために、相手が聞き違えて問題が派生したり、相手にとって不快が語を話していると思われたり、と、コミュニケーションは発音に大きく依存しているのです。

試験では、短文を初見で読む、アルファベットを正確に発音する、問に答える、予め決まっていた課題文を読みあげるというスタイルの異なる問題が出されます。これは私たちの日常に常にあるシーンです。英語を話すときに、コンテンツにばかり意識が行ってしまい、発音がおろそかになっていないだろうか、発音がおろそかになるということは、聞き手に負荷を与えているということ、受験をきっかけに一度自分の発音を見直す良い機会です。

発音検定学習法

発音検定試験は純粋に発音だけの評価試験ですが、未習の語彙を正確に発音しなければ

いけないような場面も出てきます。課題文の未習語彙は事前に発音を含め調べておくことができますが、短文や単語を読むものでは、ある程度英語の音の仕組みを理解していないと正確に発音することは難しくなります。英語の発音には決まったルールがあり、そのルールから外れると、それは耳障り悪いものになります。こういったルールを身につけるには、音読トレーニングが最も効果的で、最も効率的でしょう。音読トレーニングとは、ある程度ボリュームのある素材を、音源の通りに自分で再生するようになることです。我流の読み方はできません。音読トレーニングを繰り返すうちに、名詞化させる接尾辞、”-tion”が使われる語は、その直前にストレスが来る、などのルールが分かってきます。こういった知識の蓄積が本番で初見の文章であっても正確に発音できる力となるのです。

発音が正確になると、相手に正しく理解されるというメリットのほか、相手の言語を尊重するという姿勢の表れにもなり、良好な関係が築けます。言葉を学ぶということは、決して言葉を独立して覚えるのではなく、誰かとコミュニケーションを取るために学ぶもの、良い関係を築くというのはコミュニケーションの最たる姿です。発音検定試験を英語学習のゴールではなく、手段として使っていきましょう。

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リンゲージコーポレート

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