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英検2次試験直前対策

英検2次受験直前対策アドバイスです。

英検2次試験直前対策

面接の流れを把握する

英検1次試験合格された方、おめでとうございます。4級、5級を除き、2次試験は1次試験合格者のみ受験できます。合否発表から2次試験実施までが短い試験ですが、限られた時間の中で合格目指して準備をしましょう。

まず英検公式サイト(http://www.eiken.or.jp/eiken/)で2次試験の流れを確認しておきましょう。試験の内容に加え、入室から退室まで、何が起こるのか、そしてどんな点が評価されるのかを知る事ができます。実際の試験に入る前に、自分の趣味や休日の過ごし方を聞かれる時間もあります。試験会場まではどうやって来ましたか、普段の休日は何をして過ごしますか、など、特段準備をしなくても問題ない問いかけです。英語での会話に慣れるという側面ももちろんありますが、級によっては「英語で積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢・態度」が評価項目として明記されています。実際のスピーキングテストで思ったようなパフォーマンスが出来なかったとしても、ここで面接官に好印象を残すことは充分可能です。このようなやり取りがあることを知らなくて、または、実際に質疑応答があるわけではないから、と、この部分の準備を怠ると、もしかしたら「姿勢や態度」が低く評価されてしまうかもしれません。試験問題だけではなく、当日の流れを頭に入れ、面接官との会話と楽しむような心積もりで当日を迎えましょう。

過去問を解いてみる

2次試験合格のためにテキストを一冊購入することをお勧めします。過去にどんな問題が出題されたのかを正確に把握することができるからです。出題されるトピックも大きく変わる訳ではありません。関連語彙や表現を仕入れるのに最も効率が良いのが過去問をできるだけ多く解いてみることなのです。また、過去問のテキストを入手するメリットとして、サンプルアンサーがついていることも挙げられます。文章として確認できるほか、多くのテキストには音源が付属します。この音源を繰り返しリピーティングすることで、模範解答の長さを体にしみこませる事が可能になります。”In addition,”や”On the other hand,”など、「つなぎ言葉」と呼ばれる話の展開を示す語も、知識として持っていてもなかなか使うことができません。リピーティングを通じて、このような表現を「認識語彙」から「運用語彙」に転換していくことも過去問を手に入れる目的のひとつです。

自分の発話を録音してみる

試験まで1週間を切ったら、自分の発話を一度録音し、客観的に聞いてみましょう。試験勉強というと、どうしても「インプット」の比重が高くなる方が多くいます。でも2次試験で試されているのは話す力、「アウトプット」です。どれだけの知識を持っていても、それを聞き手が理解しやすい形でプレゼンできなければ、自分の期待する点数は望めません。一度スマートフォンやICレコーダーを利用し、自分の発話を録音し、「全体的な印象」、「発音」、「文法・語彙」と試験官になったつもりで採点してみましょう。1回だけではなく、2回、3回と何度も聞くことをお勧めします。その中で自分の誤り、例えば名詞の複数形に「s」を付け忘れてしまう、ということに気づくことができたら、恐らく次の発話時には同じ間違いをしないよう意識が働くはずです。これはインプットの学習ではどうしても気づけない点です。試験日が近づいてきたら、一度は自分の発話を録音してみましょう。自分の録音を聞くことはあまりないかもしれませんが、これが面接官に聞こえている英語です。完璧でなくても正確であること、同時に好印象を残せる英語であること、それを常に意識して受験日を迎えてください。

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