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スピーキング上達のための学習法

スピーキングを伸ばすための必要な学習法を紹介します。

スピーキング上達のための学習法

何をもってスピーキング上達とするのか

英語学習中の方とお話をすると、「話せるようになりたい」「英会話スキルを伸ばしたい」とよく言われます。具体的にどなりたいの?と質問してみると、残念ながら多くの方が答えられないままです。英語を話せるようになることがいったい何を意味するのか一度考える必要があります。
スピーキング力とはその名の通り、英語を話す力、です。単に発音が良いとか文法知識を豊富に持っていることではなく、相手の言っていることを正確に理解し、自分の言いたいことを自分の言葉で伝え、更に自分の発言から相手の発言を促す、という一連の作業をスピーキングと呼びます。この作業を淀みなく、自信を持ってこなせるようになることがスピーキング上達です。

勉強と実践のバランスを整える

スピーキング上達には多角的な戦略が必要です。相手の言葉を理解し、自分の意見や考えを自分の言葉で紡ぐ、その両方をバランスよく鍛える必要があります。スピーキングには流暢さと正確さが求められます。誤りの多い文法や語彙選択ではどれだけ綺麗な発音で流暢に話しても理解されにくいものです。一方、文法も語彙も正しいのに、発話に時間がかかりすぎると聞き手の負担になります。流暢さと正確さを同時に鍛えるためにも普段からインプットを増やし、そのインプットを自分の発話ですぐに出せるような状態にしておく事が大切です。例えば映画を観る、本を読む、インターネットで情報収集をする、こういった作業の中で自分の気に入った表現を集めておきます。そして英語を話す機会があったら、覚えた表現を積極的に使ってみます。インプットばかり仕入れて発話量が不足すればスピーキングは伸びません。同様に発話トレーニングばかりして、新しい表現を仕入れることがなければ、なかなか初級者の枠から脱する事ができないのです。

スピーキング上達のための環境づくりをする。

表現を仕入れる作業は時間を見つければどこにいても行うことができます。が、アウトプット練習は、なかなか機会に恵まれないと感じている方もいるかもしれません。アウトプットは物理的に話さなくても可能です。誰か二人の会話を想像して書いてみる、誰かに話すつもりで今週末の予定を書いてみる、こんな取組み方をすると、文法が曖昧なところが見えて来たり、同じ語を繰り返したり、と直さなければいけない点に気づくでしょう。
また、今はSkypeを始めとしたオンライン英会話の選択肢も本当に多くなりました。1回25分程度、自宅にいながらにして講師のレッスンを受けることが可能です。こういった新しいテクノロジーはどんどん取り入れて、インプットとアウトプットをバランスよく鍛えられる環境整備をしましょう。

 

 

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