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インターンシップとは?探し方も併せてご紹介

中国やアメリカでは長期インターンシップが就活時の切り札になることがありますが、それと対照的に世界中を見ても珍しい、「新卒一括採用」という採用慣習を持つ日本では、インターンシップ制度はどういったことなのか。留学生として、どうやって受け入れてくれるインターンシップを探せばいいのか。それらをこのページでご紹介していきたいと思います。

インターンシップとは?探し方も併せてご紹介

インターンシップとは?どんな種類があるの?

インターンシップとは、「インターン」とも省略され、学生が企業で実際に業務体験をすることを指しています。日本に本格導入されたのは1997年でしたが、参加企業数が大きく伸びたのはこの数年間のこと。

前述のとおり、日本以外の国では「インターン」は長期というイメージはつきやすいですが、日本の場合、長期のものももちろんありますが、あまり積極的に取り組む日本人学生は見かけません。1day、2dayなど短期のプログラムも多く存在しており、職場の雰囲気、働く先輩のやる気を体感することができ、こちらのほうが話題に上がり、人気のようです。

具体的に、インターンの種類についてご紹介します。

*ここでご紹介するインターンは、外資系企業ではなく、大まかに日系企業が行うようなものを指します。

*基本的に、留学生は「資格外活動許可」を受けている場合週に28時間までは就労できますが、インターンシップの場合週28時間超えても許可される可能性があります。週に28時間以上インターンをする予定の方は下記のページをご参考いただき、お手続きを忘れずに行ってください。

http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00109.html

 

短期インターンシップ

話題性があり、学生にとっても参加しやすく、長期のものよりは企業側の負担も少ないので企業と学生両方に歓迎されています。

長期休暇中に行われることが多く、一般的にサマーインターン(夏)とウィンターインターン(冬)を行う企業が多く、秋や春に行われることもしばしばあります。

短期の中でも、1dayインターンと2日間以上のものがあります。

1dayインターンは、その名のとおり1日という極めて短い期間に実施されます。内容も業界や企業の説明に加え、社員との座談会、就活生同士でのグループワークなどが一般的のようです。就活が短期決勝になってしまっている中で、就活広報開始時期の前に、企業研究や業界研究を行いたい人に向いていると言えるでしょう。

2日間から2週間程度の日程が設定されているインターンに関しては、企業説明はもちろん行われ、グループに振り分けられ、より本格的、実践的なグループワークをやることが多いと聞きます。この場合、グループワークの中での活躍が企業の人事に認められた場合、本選考での優遇を受けられることも多いです。

 

短期のインターンは、無給の場合がほとんどですが、そもそも企業研究などのためとなるので報酬は気にしないほうが良いでしょう。ただし、有給として報酬をくれる企業ももちろんあります。

このような短期インターンは採用に直結することがあり、多くの企業は大学3年生や4年生を募集することが多いです。ただし、企業によって低学年や学年不問で募集している企業もあったりしますので、企業のHPやインターン募集サイトをしっかり確認されることをお勧めします。

 

長期インターンシップ

オフィシャルな定義はないのですが、大きく分けて1ヶ月以上にわたって行われるインターンは長期インターンとみなされることが多く、よくアルバイトとも比較されます。

イメージとして、学生というより、社員同様に裁量をもたせ、同様の仕事を任せるようにするものになります。本格的なお仕事になるため、短期インターンみたいにグループワークが主ではなく、営業、事務、マーケティング、エンジニア、デザイナーなどと職種を選んで応募することも可能です。

もちろん、こちらは長期ということもあり、報酬が支払われることがほとんどです。

せめて週3前後の勤務と求める企業が多いので、時間を多くかけないといけない反面、実際の業務に携わる機会が多く、本当の意味での実務経験やスキルなどがしっかりと身につけるというのは大きな利点と言えます。また、長期インターンの参加者は大手企業やベンチャー企業への内定が決まることが非常に多いので、企業の人事への魅力的な自己PRにもなるので積極的に参加していただきたいものです。

 

インターンシップの探し方

上記では、日本企業で行われるインターンの歴史や種類についてご説明しました。

就活に役立つものなので、留学生のみなさんにもぜひ積極的に参加を検討していただきたいと思っています。

いざ、インターンを探そうと思ったときに、どこで探せばいいのかはわからないことも多いと思いますので、このページでは外国人留学生向けにも多数インターン情報を掲載している企業をいくつかご紹介していきます。

 

*短期インターンに関しては、「リクナビ」、「マイナビ」で探されることをお勧めします。毎年6月初旬にグランドオープンする場合が多いです。下記でご紹介するものは、基本長期インターンを主に斡旋しているサイトとなりますのでご注意ください。

 

ゼロワンインターン

ゼロワンインターンは、日本最大級のインターンシップ情報サイトです。上場企業、業界トップ企業からベンチャー企業まで、さまざまな業種や職種が選べ、ゼロワンインターンでしか募集していないレアなインターンも多数掲載されています。

業界、職種が選べることに加えて、「こだわり条件」では「留学生歓迎」の項目があり、2018年3月時点では800件近く留学生向けのインターン募集情報が出ており、情報量がずば抜けて多いです。

また、一番大きな特徴としては、3ヵ月勤務後、インターンシップの受け入れ先の社長より「推薦状」を書いてもらうことができ、その上就活時期になるとその推薦状をみた人事からもスカウトが届くなど、若干「逆求人サイト」の要素もあります。

*インターンシップ受け入れ先での勤務状況によって、推薦状を書いてもらえないこともあります。確約されるものではありませんのでご注意ください。

 

運営会社:株式会社そると

URL:https://01intern.com/

 

インフラインターン(InfrAインターン)

「奨学金をもらって長期インターンに行こう!」とうたっている、インフラインターン。大きな特徴として全学生対象に最大5,000円の奨学金を支給していることです。返済する必要がもちろんありません。

*体験記、アンケート等を提出する必要があります。

また、サポート力も特徴の一つです。どの会社のどのようなインターンに参加すればいいのかわからなければ、気軽に無料相談に応じていただける仕組みが整っていて、留学生も使いやすくなっております。

また、一人ひとりのインターン生に対して、簡単なものでもいいのでレポートを残してもらう形をとっているため、たくさんの先輩の生の声が見れる貴重な場でもあります。

自分の就活に役立つインターンとは何なのかを見極めることができるのではないでしょうか。

 

運営会社:株式会社 Traimmu

URL:https://www.in-fra.jp/

 

インターンシップガイド

就活を迎える、あるいは就活中学生だけでなく、1年生や2年生向けの情報も多数抱えているインターンシップガイド。さらに、長期インターンも短期インターンも情報量が業界最多級と言われるほどかなり豊富です。

就活向けのものはもちろん、バイト代わりになるものや、起業を考える学生に向けたものなど、ジャンルが広く、きめ細かく設定できる検索条件で、学生一人ひとりに会うインターンをマッチングできます。ログインする際に、学生のステータスや要望によりおすすめのインターン情報もおすすめされるようです。

インターンに参加した学生のインタビュー記事なども掲載しており、先輩の生の声が見れて使いやすいというのも大きなメリットと言えるでしょう。

 

運営会社:株式会社futurelabo

URL:https://internshipguide.jp/

この記事についての情報提供は

海外留学推進協会

海外留学推進協会は、海外留学を無料でサポート・無償で支援しています。様々な形での留学の情報提供をしながら、大学・高校・語学学校への留学情報や奨学金情報などを提供しています。各種説明会(セミナー)も実施中です。

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