マレーシア留学の人気の秘密（大学教育の魅力編　その１）

3年間で卒業可能な教育カリキュラム

マレーシアの大学は、イギリスと同じ教育カリキュラムを導入しているため、基本的には学部課程は3年間で卒業が可能です（一部、医療系学部、技術系学部を除く）。そのため、1年間を英語の学習期間に充てる方、大学卒業後に1年間インターンシップに参加する方、留学期間中にほかの海外へ第3国へし留学をされる方など、様々いらっしゃいます。1年間を大学卒業の目的以外で使えるというのは、日本の大学にはない大きなメリットになります。

格安な留学費用

マレーシアの大学留学はその費用の安さゆえに注目されているという側面もあります。以下に3項目に分けた費用の詳細を解説いたします。

【授業料】

学校の授業料は国立か、私立かで大きく分かれますが

国立の場合：年間20万円

私立の場合：年間70万円

もちろん学校により差は生じますが、おおよその授業料は上記のとおりです。

【滞在費】【生活費】

初年度の滞在先は学校の寮であること一般的です。

学校寮費：15,000円　/　月　（180,000円　/　年）

また生活費は人により差はありますが

食費：25,000円　/　月　（300,000円　/　年）

通信費：5,000円　/　月　（60,000円　/　年）

【その他費用】

海外旅行保険：20～25万円　/　年

渡航及び帰国費用：10万円　/　年

※お小遣い

大まかにかかる費用は以上になります。他の諸外国への留学費用と比較して考えてみると、その差は歴然です。この、費用の安さが注目度が高まっている一番の秘密かもしれません。

大学入試試験が無い

マレーシアの大学では、日本の大学入試にあたるようなセンター試験、各大学の前期試験、後期試験のようなものはありません。入学に際して求められるのは、英語力（基本的にはIELTSのスコア）と、高校での成績評定になります。海外の大学でよく言われる、「入るのは簡単だが、卒業が難しい」ことの、いい例です。多くの私立の場合、学部課程に進学が必要なIELTSのスコアは、5.0～5.5、高校での成績は5段階中、3を超えていればよいといわれています。アメリカなどにあるような入学にかかる自己推薦文（エッセイ）などの提出もなく、比較的簡単に入学を決めることができるのも大きな特徴です。

次回は、マレーシアの各大学が行っている面白いプログラムについてご紹介いたします。