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留学の新常識Study abroad

オーストラリアのアルバイト事情について

オーストラリア留学をしたい!と色々と調べていく上で、まず気になるのは「費用」ではないかと思います。留学期間や学びたい内容によっても異なりますが、思っていた以上に高いと感じたのではないでしょうか。渡豪前のまとまった資金はもちろん必要ですが、渡豪してからの費用を抑える方法の一つ、留学中のアルバイトについてお伝えします。

オーストラリアのアルバイト事情について

オーストラリアでのアルバイトの時給

オーストラリアの最低賃金は世界一高く、時給は18.93オーストラリアドル。2018年11月時点のレートでは、日本円で1600円程と日本と比べるとかなり稼ぐことができる環境です! 深夜・早朝の時間帯はもちろんですが、土・日に働くことで時給が1.5倍程度上がるケースもあります。あくまで一例ですが、美容系のショップでアルバイトをしていた中国からの留学生の友人の時給は25ドル、週末に多く働いていたため、日本の新卒としてフルタイムで働くぐらいの金額を得ることが出来ていました。

アルバイトを始める前に

ビザの種類によって異なりますが、学生ビザを取得した時点で週に20時間まで働くことができ、別途申請が不要なケースがほとんどです。

※ご自身のビザ情報は予めしっかりと確認をしてください

一例としてアメリカではVISAの制度によって働ける場所がキャンパス内のみとかなり限られてしまいます。オーストラリアは場所の制限がない点が留学生にとって大きなメリットです。また、オーストラリアにはSuperannuationという年金制度があり、時給とは別に積立が行われます。年金制度ということで、一定の年齢に達するまでは引き出すことが出来ませんが、予定していたプログラムを終え帰国する際に積み立てられたお金を手数料分差し引かれますが、引き出すことが出来ます。

※積立や引き出しは条件があります

留学期間中ではなく、帰国後となりますが、働いて得た金額によっては大きな助けになります。

アルバイトをする上での注意点

日本以上に勉強とアルバイトを両立することは大変です。全てが英語という事はもちろんですが、どの学部・学科に進んでも日々の勉強量は膨大です。

また、働く以上はある程度の英語力が必要です。雇用側にとっては留学生を雇う義務はないので、時給・条件のよいアルバイト先を探すことは難しく、時間もかかってしまいます。都市部の留学生を多く雇っている日本含むアジア系レストランなどは比較的働く場所を見つけやすいですが、時給が土日の遅い時間帯でも15ドル程度、最低賃金を下回っているケースがあります。そういった所がある、もしくは働くことの是非を問いませんが、オーストラリアの法律に反しているので、何か問題があった際はとても不安です。

勉強とアルバイトを両立しながら働くことで学べることも多くあるので、しっかりとした英語力を身に着け、自分に合った場所、そしてペースで働くことが出来れば、費用を抑えるだけではなく、充実した留学生活が送れるでしょう。

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