留学の新常識Study abroad
近年日本人の住みたい国ランキングで常に1位を獲得してきたマレーシアですが、大学留学、語学留学でもその注目度を高めています。今回は、なぜマレーシアが陰気になっているのか国としての特徴をまとめてみます。
日本とは違い、マレーシアは【多国籍国家】・【多民族国家】として実に様々な方が生活を共にしています。土着のマレー人、移民である中華系、インド系の3人種が主な国籍になりますが、それぞれがそれぞれを尊重しあう多民族に寛容な国として有名です。人種ごとにマレー人はイスラム教、中華系は仏教、インド系はヒンドゥー教を信仰し、多宗教が共存する国家でもあります。こういった環境であるからこそ、
① 共通言語が英語(日本人以上に英語力の高い方が多い)
② 多種多様な食文化(1つの国で実に多様な食文化を経験できる)
③ 人々が寛容(人種差別のない、寛容な国民性)
④ 様々な宗教に触れ価値観を広げることができる
④に関しては、日本ではあまりなじみのない宗教行事(日々のお祈りや断食など)、宗教規則(ハラルフードや女性のヒジャブなど)に接することで、彼らがもつ、私たちとは全く違った考え方を学ぶことができます。
生活コストの安さは、マレーシア人気に直結しています。一般的にマレーシアの物価は日本の半分~1/3といわれています。具体的に例えてみると、日本では1本100円のミネラルウォーターがマレーシアでは1本1RM(約28円 ※2018年平均為替レート)で購入することができます。もちろん現地の食事も1食200円程度で済ませることができるので、生活費を極端に節約することが可能です。
※ただし、チェーン店に関しては現地価格よりも少し高い値段設定になっているので、注意が必要です。
赤道に近いマレーシアは熱帯雨林気候に分類され、年間を通して暖かな気候です。年間の平均降雨量は約2,500mmで、平均気温は27度で、生活のしやすい気候といえるでしょう。夕方ごろに30分程度のスコールが発生しますが、長引くこともなく、雨が止んだ後はまた晴れ間が見えます。1年を通して半そで短パンで楽に過ごせるため、衣服にかかる費用も抑えることができます。