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留学の新常識Study abroad

アメリカの大学を2年で卒業する方法

アメリカの大学は、一般的に4年制大学と呼ばれます。ただ、日本の大学と異なり、アメリカの大学では卒業に必要な単位を取得し終わり次第、その学期で卒業となります。人によっては4年と言わず2年で卒業することが可能です。

アメリカの大学を2年で卒業する方法

高い英語力を身に付ける

高い英語力があれば、アメリカの大学を短期で卒業することが可能です。2つの理由があります。

第一に、高い英語力があれば、留学当初から卒業に使える単位を取得することができます。

英語を勉強する単位であっても、アメリカ人にも必須となっているような教養カリキュラムの中に含まれている英語(English Compositionなど)の授業であれば、卒業に使うことができます。

ただし、主として留学生が取るような英語(ESL=English as a Second Language)の授業ですと、基本的には卒業に使うことができないケースが多いです。また、学部課程の中の英語の授業ではなく、それ以前の集中英語コース(Intensive English Programなどと呼ばれます)ですと、ほぼ確実に卒業には使えません。

第二に、高い英語力があればその分英語力に余裕があり、一学期により多くの単位を取得することができます。取得単位を多く取れば取るほど、早く卒業できます。

効率的に、かつたくさん単位を取る

英語力があれば、その分早く単位を取得していけることはお伝えしましたが、2年で卒業したい人にはそれでも不十分かもしれません。アメリカ人学生は通常、平均的なスピードで1学期当たり15単位などを履修しています。これでは、2年では卒業できません。

予め緻密な計画を立てて、無駄のない履修スケジュールを守ることが重要です。

例えば、入学の段階で希望の専攻を見定めておき、Prerequisite(その授業を履修するための条件)をよく確認し、卒業までの計画を立てましょう。履修する授業を明確に決めておかないと、授業の空きがなくなって卒業予定時期が後ろにずれていくことになりえます。

アメリカの大学では、夏休み中には夏学期、冬休み中には春学期、その他期間でもオンラインコースなどを開講しており、この間も希望者は単位を取得できる仕組みになっています。

また、自分の大学で開講されていない授業については、他大学の授業を同時に履修することもできます。自分の大学スタッフに確認を取り、単位移行の確約を取り付けておくことが重要です。

アメリカの大学では、1学期当たり18~21単位まで履修できるなどの上限が設けられています。さらに、他大学の授業も別に履修することで、この上限を超えて取得していくことも可能なことがあります。

このようにたくさん単位を取得することで、年間では秋学期、冬学期、春学期、夏学期の4学期を履修し、さらにオンラインコースや他大学の授業を並行していくことで、2年といったスピード卒業が可能になります。

カリキュラムが柔軟な専攻にする

卒業までのスケジュールを立てる際には、どの専攻に入るかが大きな要素になります。各大学の各専攻で、卒業までに必要となる単位や、期間が異なります。

一般的に、その大学の看板学部であったり、工学系やビジネス系など必修単位の多い専攻では、その分卒業までにかかる期間が長くなります。また、建築学、アスレチックトレーニングなど資格試験につながる専攻は、専攻のカリキュラムがかっちりと決まっており、卒業までに時間がかかるケースが多いです。

日本の大学からアメリカの大学に編入したい人などは、編入先での専攻と卒業までのスケジュールについて、特によく確認していくことが大事でしょう。

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