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留学の新常識Study abroad

留学時の滞在先、ホームステイとレジデンス比較

海外留学を開始する際に人気の滞在方法としては、ホームステイとレジデンスがあります。ホームステイでは現地の家族と一緒に生活し、レジデンスでは主に学校の敷地内で他の学生と生活します。

留学時の滞在先、ホームステイとレジデンス比較

ホームステイとは

ホームステイ(Homestay)では、海外留学先現地のご家族がホストファミリーとなって、海外留学生を受け入れます。

留学先現地で生活をしてきたご家庭の家に滞在するわけですから、現地の生活をより肌身で感じながら留学生活を送ることができます。一般的には1人部屋が提供されることが多いですが、家の中では他の留学生も一緒に受け入れがされていることが多いため、地元文化と他国の文化両方に触れることができます。

ホームステイの具体的な内容は、契約内容により異なります。基本的にはベッドが与えられる以外は、ホームステイと一言に言っても1人ひとり内容に差があります。食事が1日1~3食付くプランや、食事が全く含まれないプランなど、食事の回数によっても費用が異なります。ホームステイ業者の多くは、空港送迎サービスなども用意しています。

ホームステイは、異文化体験にはうってつけである一方、一緒に生活することで問題が生ずることがあります。英語の壁、コミュニケーションの壁、食事の違い等、様々な面でストレスがかかることがあります。

ホームステイは通常、大学側が斡旋することはありません。語学学校に語学留学をする際には、授業登録と合わせてホームステイを申込できることが一般的です。また、ホームステイを専門に斡旋しているホームステイ業者も、カリフォルニア州の主要都市など、一部の都市では利用可能です。

レジデンス・寮とは

レジデンス(Residence)とは、日本ではよく寮生活と呼ばれます。大学などの敷地内などで、他の学生と一緒に寝食をともにするスタイルです。

ただし、アメリカでは一般的に、狭い部屋の中に寝床があるだけの簡素な滞在方式である、寮(ドミトリー、Dormitory)は、レジデンスのうちの1つのスタイルにすぎません。

レジデンスには、ドミトリー方式の他にも、リビングがあるアパートメント方式もあれば、学校の敷地外(オフ・キャンパス)方式のレジデンスもあります。また、大学など各学校が管理するレジデンスだけでなく、大都市には民間のレジデンスで、複数の大学や学校に通う学生が一緒になって住んでいることもあります。

大都市中心部でのレジデンス滞在は通常、高額な家賃が発生するため、主に数ヶ月などの短期でのみ滞在する留学生が多いです。一方、都市郊外などの生活では、家賃はそれほど高くないケースが多く、学校敷地内で生活することで貴重な文化体験もでき、通学時間もかからず、学校での成績もはるかに高く維持しやすいことで知られているため、多くの大学では、レジデンス滞在をおすすめしています。

ホームステイ vs レジデンス

ホームステイでは、留学先現地での生活に触れることができるメリットがあります。レジデンスでは、学生の本分である学習面に力を入れることができるメリットがあります。

どちらも貴重な経験であり、留学先にもよりますが、両方とも経験できるのであれば、ぜひチャレンジしてみるとよいでしょう。例えば、語学学校に在学中はホームステイをし、その後大学に進学した際にはレジデンス滞在をするということも可能かもしれません。

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