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留学の新常識Study abroad

アメリカ留学先地域の違いを比較

留学先の国としてもっとも人気のあるアメリカですが、その中には50もの国(State)があり、州やエリアによって特徴が大きく異なります。各エリアの特徴を見ていきましょう。

アメリカ留学先地域の違いを比較

カリフォルニアなど日本に近い西海岸

日本人を含むアジア人におなじみのエリアが、西海岸です。西海岸には、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州が含まれます。西海岸は日本に近く、飛行機でも各都市につながっており、日本人学生も多い地域です。大学の方針等にもよりますが、日本人学生が多数在籍する大学も少なくないので、留学開始当初の安心さを求める人に良いでしょう。州立大学の存在感が強いエリアなので、奨学金はほとんど出ませんが、スタンフォード大学やカリフォルニア大学、ワシントン大学などの有力大学があります。

大都市サンフランシスコとサンノゼの間にはシリコンバレーがあり、IT産業でも有名です。ロサンゼルスにはハリウッドもあり、映画産業で有名です。ワシントン州は気温が低くて曇りがち、南カリフォルニアは毎日快晴で温暖など、西海岸でも緯度によって気候が大きく異なります。

ヨーロッパに近く歴史漂う東海岸

東海岸は、アメリカ合衆国が始まった由緒ある地域であり、歴史を感じさせる町並みが広がっています。カナダと接するメイン州から、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、首都ワシントンDC、さらにはフロリダ州に至るまで、アメリカの魅力が詰まっているのが東海岸です。同じ街の中でも特色が異なりますが、概して教育水準の高い地域が多く、ハーバード大学、プリンストン大学、イェール大学、ペンシルベニア大学、コロンビア大学、コーネル大学、マサチューセッツ工科大学など、アメリカが誇る世界最高峰の大学のほとんどが東海岸にあります。西海岸と比べて2倍以上の人口を抱え、電車やバス、航空便などの交通面を含めて街のインフラが整っており、快適な留学生活を送ることができます。

五大湖エリア、南部エリア、ハワイ等

西海岸と東海岸以外にも、日本人学生の留学生にお勧めの地域は多数あります。

アメリカの巨大な自動車産業等を生んだ、五大湖エリアは、アメリカ第三の都市シカゴを筆頭に多数の大都市を擁しており、シカゴ大学、ノースウェスタン大学、ミシガン大学、イリノイ大学、ウィスコンシン大学、ノートルダム大学、カーネギーメロン大学、ワシントン大学セントルイスなど、世界有数の大学が多数あります。

南部エリアにはアメリカ第二の人口を誇るテキサス州があり、ダラスやヒューストン、オースティン、サンアントニオといったアメリカ有数の大都市を擁しています。テキサス大学やライス大学などの世界有数の名門大学もあり、世界中から留学生が集まる人気州となっています。

太平洋に浮かぶ、日本人にお馴染みの州がハワイです。ハワイ州は日本語も通じるほど日本との関連が深いですが、日本人のハワイへの憧れが強いためか、ハワイで学ぶ留学生の大半は日本人となっています。形式上はアメリカ留学ではあるが、日本語や日本文化に囲まれて生活したい人にはよいかもしれません。

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