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企業の人材育成・雇用Manpower training

日本式のビジネスマナー

日本人のきめ細かさが世界的でも有名ですが、特にビジネスの場面においては守らないといけないマナーやルールがたくさんあります。社会人になってからはもちろん、就職活動をする時期から心がけないと内定も難しい可能性がありますので気を付けましょう。

日本式のビジネスマナー

時間厳守

「面接に遅れた学生は、ほぼほぼ落とされる」とよく聞きませんか。それほど、日本の方々は時間を厳しく見ています。

電車に遅延があっても、最寄り駅についてから迷子になったとしても、心の余裕を持てるように30分前もって面接会場の最寄り駅に到着するようにしましょう。時間は空きますが、駅の近くにあるカフェなどで一息して、最後の復習をすると良いでしょう。

もし万が一でも遅れる場合、遅れそうとなったその時に訪問予定の会社に電話で連絡を入れ、丁重にお詫びするのがマナーです。併せて到着予定時刻もお知らせし、着いてからはまず遅刻してしまったことの謝罪をしましょう。この対応によって、面接の合否が変わるかもしれません。

 

電話の出方、かけ方

就職活動中、採用に関する問い合わせや、遅刻の連絡、日程調整などで就活生から企業へ電話をかけることもあり、もちろん会社側からも就活生へ電話で選考の結果などを知らせることがあります。

どのような状況でも冷静に電話でお話できるように、基本的な受け答えからまず覚えましょう。

 

企業へお問合せをする場合

企業受付「お電話ありがとうございます。株式会社○○です。」

就活生「わたくし、A大学経営学部の○○と申します。採用の件でご連絡させていただきました。お手数おかけしますが採用のご担当者様をお願いしてもよろしいでしょうか。」

企業受付「わかりました。いまおつなぎしますので少々お待ちください。」

就活生「よろしくお願いいたします。」

採用担当「お電話変わりました。採用担当の○○です。」

就活生「お忙しいところすみません。私、A大学経営学部の○○と申します。現在就職活動をしており、御社の採用に関してお聞きしたいことがありお電話したのですが、今お時間よろしいでしょうか。」

採用担当「もちろん、いいですよ。」

就活生「ありがとうございます。(質問)」

採用担当「(解答)」

就活生「ご回答いただきありがとうございます。理解しました。」

採用担当「他にご質問はありますでしょうか。」

就活生「大丈夫です。お忙しいところお時間いただきありがとうございました。それでは、引き続きよろしくお願いいたします。失礼いたします。」

 

遅刻の連絡

企業受付「お電話ありがとうございます。株式会社○○です。」

就活生「お世話になっております。本日○時に面接をお願いしております、A大学経営学部の○○と申します。面接のお時間の件でご連絡させていただきました。お手数おかけしますが採用のご担当者様をお願いしてもよろしいでしょうか。」

企業受付「わかりました。いまおつなぎしますので少々お待ちください。」

就活生「よろしくお願いいたします。」

採用担当「お電話変わりました。採用担当の○○です。」

就活生「お世話になっております。本日○時に面接をお願いしております、A大学経営学部の○○と申します。今○○駅ですが、人身事故が起こっており電車が止まってしまっております。○時○分に御社に到着する見込みになりますが、どうしたらよろしいでしょうか。」

→採用担当の指示を仰ぐ

 

企業へ折り返しの連絡

企業受付「お電話ありがとうございます。株式会社○○です。」

就活生「お世話になっております。A大学経営学部の○○と申します。先ほどお電話をいただいたようですが、採用担当の○○様いらっしゃいますか。」

企業受付「わかりました。いまおつなぎしますので少々お待ちください。」

就活生「よろしくお願いいたします。」

採用担当「お電話変わりました。採用担当の○○です。」

就活生「お世話になっております。A大学経営学部の○○と申します。先ほどお電話をいただいたようですので折り返しのご連絡をさせていただきました。」

→採用担当の指示を仰ぐ

 

お辞儀の仕方

日本式のビジネスマナーでは、お辞儀に関して立ってする「立礼」と座ってする「座礼」に分かれており、「立礼」はさらに会釈、敬礼、最敬礼の3種類に分類されます。

△「立礼」の3種類

画像参照元:http://happiness-days.com/934.html、2018/2/28参照

 

ちなみに、日本ではお辞儀をしながらあいさつをするのではなく、しっかりとお礼やお詫びの言葉を言ってからお辞儀をしましょう。

それぞれ、どのような場面で使われているのか見ていきたいと思います。

 

会釈

角度は15度ほど前へ、視線は3メートル先の地面というのは軽く一礼をするときに使う「会釈」。基本的に、朝夕の挨拶、通路で上司、同僚やお客様にすれ違ったときに使います。

 

敬礼

角度は30度ほど前へ、視線は1メートル先の地面にといった「敬礼」は一番多く用いられているお辞儀ともいわれています。お客様を迎える時や、訪問先であいさつをするときなどで使用したほうが良いでしょう。

 

最敬礼

角度は45度前へ、視線は自分の足よりやや先の地面に。深く感謝を表すとき、謝罪をする(お詫びする)とき、大事なお客様を見送るときに使うとされています。

 

会話のマナー

お電話でも、対面でも、人事担当者や訪問先の社員などとは会話が発生します。日本語が母国語ではない外国人留学生にとって、気を付けるべき点をまとめてみました。

新卒である留学生からすれば、訪問先の社員全員が目上となりますので、まず敬語でお話するのが基本です。

学校での授業でも学んでいると思いますが、ひとくくりで「敬語」と言っても、「尊敬語」、「謙譲語」、「美化語(丁寧語)」など分類されています。

「尊敬語」は相手を目上に敬って使うことばで、逆に「謙譲語」は自分を低くして間接的に相手を敬って使うことばになります。特にこの2種類は間違われると面接官の心象を悪くすることもありますので、気を付けていきましょう。

現場でどうしても思い出せない!という状況に陥ってしまったら、どちらも使わず普通の「です・ます」調でお話するほうが安全です。無理に敬語を使って表現を間違えるより、普通の表現を使って丁寧にお話したほうが好感を覚えてもらえるためです。

この記事についての情報提供は

海外留学推進協会

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