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留学生向け筆記試験・ウェブテスト対策

無事エントリーシートが通過されたら、次にメールで「ウェブテスト」か「筆記試験」の通知を送ってくる企業が多いです。応募者を企業か専用の会場に呼んで、紙や会場のパソコンでやることがあります。企業によって呼び方がさまざまですが、このサイトでは「筆記試験・ウェブテスト」と統一します。 このページでは、筆記試験・ウェブテストの種類や無事通過するためのコツなどをお伝えしていきます。

留学生向け筆記試験・ウェブテスト対策

筆記試験・ウェブテストの目的

そもそも、筆記試験・ウェブテストなどの就職試験は何のために存在しているのでしょうか。

適性検査以外、主に「言語」、「非言語」の2分野に分けられて出題されることが多いです。そこで試されるのは書類作成のために持っている常識や語学力、プラス目標設定などで使える計算などとなります。

簡単にまとめると、ウェブテストでは一般的な教養知識を身につけているか、その応募先企業で従事予定の仕事に適しているかを見極め、さらに人気企業の場合、書類選考に続けて応募者を厳選するところもあります。

 

筆記試験・ウェブテストの種類

筆記試験・ウェブテストはSPI、玉手箱、CAB、GABなど種類は数えきれず、企業や対策本によって同じような試験でも違う名前がついていたりと見分けが難しいものです。

ここでは、主な筆記試験・ウェブテスト3種類についてご紹介したいと思います。

*もちろん、各企業の筆記試験・ウェブテスト自体がなくなることもありますし、形式が大きく変わる可能性もございます。ネット上の情報の正確性を保証するものではありませんのでご注意ください。

 

SPI

SPIとは、Synthetic Personality Inventory(総合適性検査)の略です。日本では、リクルート社のグループ会社が提供しており、参加者の性格と能力を共に測定します。

多くの総合商社、銀行やメーカーさんはSPIを採用していますが、企業によって実施方法が違います。テストセンターと呼ばれる専用会場での受験や自宅でのパソコンでの受験が主です。自宅受験の場合、電卓などが使えることが多く、自由に受験時間を選べる利点もありますが、出題範囲が異なることもあり、さらに問題の難易度があがることもあるかもしれません。

合わせて60分前後で、先述の言語(国語)と非言語(数学)や性格テストが含まれます。

 

玉手箱

大手企業で広く使われているウェブテストで、シェアがダントツです。日本ではSHL社が販売しており、SPIと同じく性格テストと能力テストで構成されています。問題形式は科目ごとに多数あり、他のウェブテストからも取り入れ、組み合されながら独自の形式を作り出しております。

主に商社、証券、投資銀行、大手メーカーを中心に実施されており、SPIと同じように自宅受験とテストセンター形式があります。ただし、玉手箱の場合自宅受験が圧倒的に多く、テストセンター形式(C-GABとも呼ばれる)はあまり知られていません。

内容としては、能力テストでは数学、国語、英語に分けられ、性格テスト抜きで大体1時間40分くらいを要し、性格テストは30分前後と言われています。

 

GAB

玉手箱と同じくSHL社が販売している筆記タイプで、総合的能力を図るテストです。自宅受験型がありません。特に金融業界に好まれており、正確性やスピード両方を高い基準で求められる業界の特徴が見られます。

企業側からすれば、筆記型なので手間やお金はかかりますが、不正ができないので大きなメリットもあります。

こちらは、一部玉手箱と一緒の問題になりますが、主に数学や国語、性格について問われ、所要時間が1時間半前後となっています。

 

筆記試験・ウェブテストを通過するためのコツ

ウェブテストの目的や分類をわかったところで、それを勝ち抜けるためのコツをお伝えしていきたいと思います。

先述のように、ウェブテストにはいくつかの形式があり、企業側からは具体的にどのようなテストをするのかは基本教えてもらえません。ですので、まずはご自分で調べる必要があるのです。

みん就(楽天・みんなの就職活動)や各種ブログ、大学のキャリアセンターなどたくさんの情報源がありますので、できるだけ多く調べて信頼性の高いものを求めましょう。同じ業界や企業に就職している先輩にもぜひ聞いておいてくださいね。

筆記試験・ウェブテストの形式がわかったら、一度対策本を買うか、ネット上で過去問などを探してやってみて、自分の短所を見つけましょう。そして自分の短所や時間配分についてわかったら練習も楽になることでしょう。

リクルートグループが、ウェブ上でできる模試「Webテスティングサービス」もありますので、検索してみてください。

筆記試験・ウェブテストの内容に関しては、正直難しくはありません。ただ、留学生として日本人との知識体系が違い、カタカナ言葉に弱い可能性もありますので、しっかり対策本や模擬試験を通して勉強する必要があります。

筆記試験・ウェブテストは、内定への第一関門ともいわれており、面接よりは前もって対策できる部分が多いので、きちんと準備を万全にして臨めば、内定へと1歩着実と進めることでしょう。

この記事についての情報提供は

海外留学推進協会

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