これからの英語教育を考える「グローバル人材育成ラボ」

英語資格・検定・試験English exam

TOEIC S 音読問題対策

TOEIC S音読問題学習法を紹介します。

TOEIC S 音読問題対策

TOEIC S音読問題とは

TOEIC Sで最初に登場するのは、短いパッセージを音読する音読問題です。画面上に表示されるパッセージを45秒で音読練習、合図の後、45秒以内に音読します。TOEIC Sでは0から200点のスコアで成績が出されますが、他にIntonationとPronunciationの採点もされます。唯一他の評価基準がなく、IntonationとPronunciationのみで測られるのがこの音読問題です。他で点数を伸ばすことは相当の時間がかかりますが、この音読問題に関して言えば、全レベル対象で出題されているため、トレーニングを重ねることで高い点数につなげて行くことが可能です。

TOEIC S音読問題の採点について

音読問題で評価されるのはIntonationとPronunciationです。端的に言うと、内容を理解しないままであっても、IntonationとPronunciationさえ正確に再現できれば、高得点を狙うことは可能なのです。採点スケールは0から3点の4つ、2問を通じて、最終的に「High(3)」「Medium(2)」「Low(1)」とスコアシートに表示されます。「High (3)」を取るのは非常に難しく、2018年1月21日(日)の公開テストでは、Pronunciationの「High(3)」取得者は14.8%、Intonationの「High(3)」では11.9%と多くの受験者が「Medium(2)」であったことがわかります。「Medium(2)」の評価基準は、「他の言語(=母語であることが多い)の影響はあるものの、概ね分かりやすい」となっていて、「High(3)」の「非常にわかりやすい」よりも採点者としてはつけやすい印象です。採点者にとって負担ない発話をすることができたら、「Medium(2)」をとることができるようになります。どんなトレーニングが効果あるのか、紹介しましょう。

TOEIC S音読問題学習法

TOEIC S音読問題で出題されるのは、一人の人が不特定多数に向かって話すモノログ、従って語彙も少しだけ形式ばったものになります。そのためには同じような長さの素材を利用した音読トレーニングが有効です。音源や英語スクリプト、可能であれば日本語訳がついているものを使ってください、CDに合わせて、スクリプトを声に出して読む作業を繰り返します。ICレコーダーやスマートフォンのアプリを使って、自分の発話を録音することもお勧めします。自分の発話とCD音源でどこが違うのかに注意を払いましょう。その差こそが減点評価となってしまうポイントだからです。多くの素材を音読するうちに、英語の音がどのように変化するのかのルールに気がつきます。また、語群という複数の語からなるお決まり表現がどのようなイントネーション、リズムで読まれるのかわかってきます。こういった知識の蓄積が本番で素材を見たときに、正確な再生を助けてくれるのです。TOEIC Sは20分で英語力証明ができるテストです。TOEIC Sのために学習をするのではなく、日頃の学習の成果確認として時々受験してみるのも良いかもしれません。

 

トレンドキーワード