これからの英語教育を考える「グローバル人材育成ラボ」

企業の人材育成・雇用Manpower training

留学生向けグループ面接・集団面接対策

多くの場合、書類選考を通過したら、個人面接に進む前にこの集団面接を受ける必要があります。 日本式の「集団面接」というのはどういうものなのか。「グループディスカッション」とは何の違いがあるのか。気を付けるべき点は何のか。 留学生たちがお持ちのそういう疑問を徹底的にお答えしていきます!

留学生向けグループ面接・集団面接対策

グループ面接・集団面接って何?

集団面接は、一般的に選考の初期段階で少人数(5人前後)のグループで行われる面接形式のことを指します。グループ面接、グループインタビューとも呼ばれております。近年、個人面接に入る前段階として実施されることが多いです。

人数が個人面接より何倍も多いので、一人当たりに割り振られる時間がどうしても短くなりがちですので、少ない時間でも、インパクトのある説明や解答をして面接官に自分を印象付けなければならないというのは難点と言えるでしょう。

場合によっては、同じグループの他の方に質問が集中していて、「まったく質問されなかった」というケースも出てきますので、適度な自己PRをしておかなければなりません。個人面接と同じ心構えだと落ちる可能性が多いにあるのです。

 

ちなみに、別ページでご紹介している「グループディスカッション」とはまったく違う選考形式になりますが、企業によって呼び方が違う可能性がありますのでご注意ください。

グループディスカッションでは、なんらかの形で就活生のグループに議論をさせその中で学生の個性やスキル、能力を見極めるものとなり、グループ面接は対談形式が普通です。

 

グループ面接・集団面接で気を付けるべきポイント

集団面接は最近の人気企業、大手企業が多く採用しており、一次面接として行われることが多く、ずばり「コミュニケーション力」が試される場として理解していただければと思います。

一言「コミュニケーション力」と言っても、「質問の理解力」、「相手への配慮」、「簡潔に、適切に話をまとめる力」などが含まれます。

 

簡潔でインパクトのある自己紹介

集団面接では、かなりの確率でまず自己紹介が求められます。自分以外何人の学生もいるので、大体60秒程度に簡潔にまとめると良いでしょう。

下記のポイントを押さえて、面接官の印象に残れるような自己紹介を作って、元気に、噛まずに言えるように練習してみましょう。

・大学・学部(専攻)・名前

・大学で勉強している専攻の概要

・特に伝えたい自己PR・セールスポイント

・その企業への志望動機

・最後に「本日はよろしくお願いいたします」とあいさつ

 

第一印象に気を付けよう

人数が多いものですので、どうしても第一印象の比重が高くなり、悪い印象がついてしまえば覆すことが難しくなりますので下記のポイントには留意してください。

服装、髪型を清潔感ある感じに整え、選考場所のビルなどに入る前に駅やコンビニのトイレで再度服装に乱れがないか確認するようにしましょう。

また、選考場所に入ってからしっかり先方に届けられるような大きな声で話すこと、背筋を伸ばし、面接官と目を合わせながら応対することも気を付けましょう。

 

とにかく簡潔に話をまとめよう

・話は長くても90秒以内に

・結論ファースト

・要点のみを話、細かいところは省くように

上記の3点を抑えて、だらだらと面接官と他の学生に迷惑をかけないようにしましょう。

例として、「強み」を聞かれたら、「○○が強みです。○○。」答えるようにしたほうがわかりやすく、伝わりやすいでしょう。

 

他の学生のお話もしっかりと耳を傾けよう

場合によって、集団面接の場では面接官から「他人の意見を聞いているか」をチェックするような質問をされることがあります。

自分への質問が終わったらリラックスせずに、軽く話している人の方向に向いて、頷きなどボディーランゲージを挟みながら話を聞くようにしましょう。面接官にも、同じグループのメンバーにも良い印象を残せます。

 

周りに惑わされずに自身をもって話そう

グループ面接では、無作為にグループ分けされているので、自分より大学のランクが上の学生や、経歴がものすごく魅力的な学生と一緒となることも少なくありません。

そういうときに焦ってしまい、自分のペースを失ってアピールできなくなるのは最悪です。隣にいる彼(彼女)がどんなに優秀でも、自分の良さをしっかり面接官に伝わるように努力する必要があるのです。

自己PRも、たまに他の学生と被ってしまう部分が出てくるでしょう。そういう時も焦らずに、自分が用意してきたものを噛まずに自信をもって伝えきりましょう。「○○さんとは内容が被ってしまいますが」という言葉は時によってマイナスな評価につながることもありますので避けておきましょう。

 

マナーをしっかり押さえよう

他の面接もそうですが、入退室の仕方や応対のマナーも大きく第一印象に影響を及ぼします。個人面接とは違い、他の参加者もいるのでどうしても比較されてしまうものです。下記のマナーをしっかり身に着けられるように必要に応じて練習もしておきましょう。

・先頭(1番目)の人は入室をする前に3回ノック

・2番目及びその以降の人は前の人からドアノブを受け取り入っていく

・最後の人は、ドアを静かに閉め入室

・入ったらまず「失礼します」と元気に挨拶し一礼

・面接官から合図があるまでは勝手に座らない

・カバンは椅子の足と並行に置き、コートはたたんでカバンの上に

・終わるときは立ってから椅子の横に立ち止まって挨拶

・ドアに一番近い人から退室

・入室前、退室後も会釈等忘れずに

 

よくある質問をまとめ

集団面接では以下の質問が代表的だと言われています。前もって想定回答を作り、コンパクトに話をまとめられるようにしましょう。これらを抑えると、エントリーシートの作成にも使えることでしょう。

・自己紹介してください

・学生時代に力を入れたこと

・学生時代に一番苦しかったこと

・志望動機を教えてください

・自己PRをしてください(あなたの強みを教えてください)

この記事についての情報提供は

海外留学推進協会

海外留学推進協会は、海外留学を無料でサポート・無償で支援しています。様々な形での留学の情報提供をしながら、大学・高校・語学学校への留学情報や奨学金情報などを提供しています。各種説明会(セミナー)も実施中です。

留学を検討している方はコチラ

トレンドキーワード